10/06/2009    行っております。
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等身大の鉄人28号が出現した神戸・新長田。
アートシアターdB付属
神戸市民劇団「ヴィンテージ」の10月旗揚げ公演の
稽古に通っております。
私、「芸術監督」なもので。

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「年齢40歳以上限定」で創立したヴィンテージ。
6月に「試演会」をやってから、メンバーが増えて
全部で9名。
40代が5名。そこから・・・が4名。見事に全員、女性。
前に一度、定年後すぐの男性が面接に来られたのですが
すでに入っている女性メンバーたちの「濃さ」加減に
ヒイたらしく、翌日には辞退の電話が入った。

基本的にみな演劇経験なし。

稽古場でのワシはほとんど猛獣使いである。
いや、羊追いのペーターか。
なんせこの人たちは皆が皆
自分自身の興味の向くことのみに貪欲である。
自分自身の注意が引くことのみに忠実である。

この人らは
次回の稽古の予定を決める時、その日が
自分の都合の悪い日だったら
「稽古やめてください!!」と叫ぶ。
基本、オール・フォー・ワン。
そのワンとは、「私」。

この人らは
オレが演出席にいて稽古つけてて
ちょっと判断に迷って腕組んでたら
「ファイト!」と励ましてくる。
芝居始めて来年で20年になるが
稽古中に役者から「ファイト!」と言われた経験はない。

この人らは
今回の公演は予算がないから
芸術監督は無償ですとプロデューサーが発表したら
一斉に笑いながら拍手した。
嘘でもいいから、ちょっと気遣って欲しい。

書き出すとキリがない。
とりあえず自由奔放。
やはり、人間は40過ぎたら強いな。
それも女性は。

正直言って「演劇」をやるためのスキルはない
完全に素人だし、訓練も積んでいないから
たどたどしいし、セリフ覚えるのも
つけた動きを再現するのも、もお大変ってのは、
そんなのは当たり前なんだが。

しかしこの人たちには
リアルな「生きてきた背景」がある。
それがなにより大きくて、毎回、衝撃を受けるのです。
とことん専業主婦もいるし、
身体に障害を持ち車椅子で通う人もいるし
自分のルーツにしっかりとこだわりを持って生きてる人もいる。
バラバラに散らばった40歳以上の
今までお互いなんら関係もなかった女性たちが
芝居をするということ一点のみで繋がったという
まあ、ある意味、奇跡的なことだと感じさせてもらえます。

しかも、回数重ねたら妙にうまくなってきてるのが
なんかワラける。
初見の台本の本読みしたら、最初の頃と比べて
格段にテンポよくなった。
反復って、やっぱスゴイな。
それになによりも
とにかく与えられた「役目」を”形にしたい”という
”真摯さ”には頭が下がる。

いや、まあ、正直言って
実は私はこの1,2年、関西で(自分のフィールドでということね)
「芝居を作る」ということにほとんど失望していたのです。
あきらめてた、というか。

とくに、自分の周りにいる
「自称プロの役者」らの”ヌルさ”加減、に。
ま、ヌルい体質だからワシみたいな甘い人間の周りで
ズルズルと芝居らしきことやってんだろうけど。
「芝居」に対するギリギリの”真摯さ”を
求めることはやめようと、ちょっと決めてた。

プロフェッショナルな現場というものには
舞台にせよドラマにせよ、
俺にとっては仕事として
イヤってほど突入して、ビシビシやってるんだから
もう、自分が自分で作るような小さいセコイ芝居には
”芝居に対する真摯さ”なんて役者に求めんのやめよーと
決めてたわけですな。
どうせ最後にゃガッカリして
しんどい気分になるばっかりだし、さ。

けど、だ。

「ツキイチケイコ」っていう集まりでは13歳以下の子供たちと、
「ヴィンテージ」では40歳以上のアマチュアの女性たちと。

つまり、
「私はただイッショウケンメお芝居やって楽しみたい」ってだけの
余計な思惑事が一切入り込まない
直球・ストレートな人たちと一緒に組み合ってみたら、
「ああ、やっぱ、まだこういうのやってたいなあ」と
思い直させてもらえたわけですよ。

ほんま、感謝せなあきません。

さて。
本日、東京より
ワシの必殺エージェント、久々に来阪。

大阪・梅田にて
生き馬の目を抜く中央業界の情勢レクチャーを受けつつ
今後の仕事進行の報告を聞き、
展望、および戦略会議をバシッと開催。
ついでにビシッと叱咤激励いただきました。

ここんとこ、あっちゃこっちゃから
お問い合わせやらお誘いのメールが入ってきてるし、
企画もガンガン進んでく。
またバッタバタがやってくる。
もお、ビシビシ、始まるぜ。
来年、再来年と
迷わずガシガシ進んでいきましょう。

ここ一月半ほど人ゴミに紛れて
リハビリばっかりやってましたが、
もういつまでも大人しくしてられまへん。

それでは再び動き出します。

とりあえず10月23,24はヴィンテージ。
25日は旭堂小二三独演会。
そいで、次に・・・。


なんせ、どうぞよろしく。

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