02/07/2008 散財考-1
帰ってテレビのニュース見たら、今日は神戸・元町の南京町
(中華街)の春節祭だという。爆竹鳴らして盛り上げてるが、例の
「食べたら死ぬで」ギョーザの問題が水を差しているらしい
(では水ギョーザにしとけばいいじゃんかとか余計なことは
この際言わず)。
たまたま、昨日の夜、その南京町をウロウロしてたのだ。
つーか、目と鼻の先にあるビジネスホテルに泊っていたのだ。
元町は、ド地元である。駅から歩いて家まで15分。
にも拘らず、オレはわざわざ駅前のホテルに籠もった。
午後4時にチェックインし、予定では飯食って、仮眠し、
9時には起きて夜中までには脚本1本書き直せるはずだった。
しかし、なんだかまるで寝ることができず、仕方なく元町周辺を
ウロウロし、チャーハン食ってドーナツ食ってと、なんか食べて
ばっかりで、しまいに「まだ食える・・」と思い、中華街に
入った。屋台で「ふかひれスープカタヤキソバ300円」なる、
なんか高級なのか低級なのかよくわからんものを頼んだら、
中国人のおっつあんが「ハイっ!!」と使い捨ての器にぶっこんだ
ソバを差し出してきた。ああ・・。そこらへんで食えってことね・・・。
だから300円なのね・・・。と悟り、仕方なく道端で食った。
ホテルの部屋に帰ってもなんにもやる気が起きず、帰ればすぐに
帰れるのに、わざわざ6000円近くもハタイテ、こんな部屋に
籠もり、ワシはいったいなにやっとんじゃと思って気が付いたら
なぜかユニットバスに湯を張って寛いでいた。
い、いかん。
完全に、無駄金、散財しとる・・・。
すべての原因は先週引いた風邪のせいだ。
あれのおかげでペースが狂った。
年末からビッシビシで延々書きまくってたというのに、風邪ひとつで
ペースが落ち、ついに休み癖がついてしまったのだ。
だから、家では一切書くことができず、ここは「自腹切るんだかんね」と
自分を脅迫しながら無理にでも書きに入らないと、もうこのままでは
オレはダメになると思い、だからここに来たというのに。
ああ。
なぜだい?なぜ、仕事しないといけないのに、オレは夜中の
3時半に「週刊新潮」に載ってた米倉涼子の写真見ながら
「こんな美人女優、世界中どこにもおらんでえ!!」とか呟いておるのか。
一人ビジネスホテルのせまいシングルで、自分が米倉涼子ファン
だということを再確認してどうするのだっ。
自分を責めた。責めまくった。
この「使えないやつが」と。
昔から、芝居のできない役者は金がかかって仕方ないと
決め付けてきた。
なぜか。
芝居できないやつには、衣装に金かけて誤魔化すから。
芝居のうまいやつには金がかからない。衣装、なんでもいいから。
で、オレは芝居のたんびに衣装に金のかかるやつには
「かー。使えねえやつ!!」と聞こえないように罵ってきたのだ。
「能のないやつは金がかかる」。
まさか、自分自身がそんな人間になるなんて・・・。
考えれば考えるほど落ち込むばっかりで、なのに気が付いたら
テレビ見ながらポテトチップス食うとるんだよ、これが。
で、TVで忌野清志郎の復活ライブを見ながら・・・。
お菓子食いながら「スローバラード」口ずさんどる場合かっ。
断言するが、脚本の仕事は、その気になればいくらでも、
すぐにババッとできるのだ。オレっくらいになるとさ。
そりゃもう打ち合わせだって散々やってるし、解答のための
方程式さえ見通しついたら、もう、なんぼだって書ける。
全然問題なく書ける。
行き詰まることなんか、ほぼ、ない。
しかし。
面倒臭いのだっ!!
ただただ、面倒くっさ〜いのだっ。
そう。
ただ、パチパチとキーを打つことが。
机に向かって物理的に体の一部(指先)を動かすことが
なんせ面倒くさいのだ。
それだけなのだ。
今向き合ってるのは、NHKの時代劇ドラマ「オトコマエ!」の第9話。
一度書いたものの書き直し、これが3度目。
実は「オトコマエ!」は、最初、1本だけ(第6話)書く予定だった。
去年の末、ま、1本だからと、きが〜るに書いちゃったんだが、どうも
そのきが〜るさがウケたらしく、ではあと2本と、気が付いたら
全部で3本に増えていた。
ま、ウケて増えたんだからありがたいのだが、これで2月末か3月頭
くらいまではビシビシ追い詰められることになったわけだ。
しかも、1本目が軽くウケた分、2本目は慎重になって手間取った。
そこにもってきて、不覚にも風邪〜発熱。
焦る。焦った挙句、しゃあなしに「自腹でホテル缶詰め」になってしまったのだ
(ちなみに「オトコマエ!」第6話はリクエストが「番外編なので、全体の流れ
は気にせず、ベタ〜なコメディタッチで」ということで、まあ、これはオレの
守備範囲なのでやりやすかった。で、2本目の「第9話」は、これが「江戸の
小さな芝居一座」の話で、ようは「小劇団」の物語だ。これも余裕で守備範囲。
しかしさすがに時代劇だけあって、なんせ言葉の考証や時代性の
辻褄を合わせねばならず、ここらへん苦労している。が、面白いと
思うんでお楽しみに)。
面倒くさくて面倒くさくて、体がちっとも言うこときかず、
なのに頭の中じゃ年末にやる芝居のことばっかり考えてる。
だからあ。
それは今いーんだって!!新作は時間かかるんだからっ。
今やんなきゃいけんのは、仕事だ仕事!!
なのに、ちょっと新作の糸口が浮かんだら、もう仕事忘れて
ウハハと一人でホクソエンデやんの。バカ。
あれだ。受験勉強で、どうしても明日までに数式覚えなきゃ
いかんのに、本棚にあった趣味の歴史書のページを思わず
開けてしまい、没頭しちゃって気が付いたら朝になる感じ。あれ。
試験科目じゃないもん研究してもなあ・・。ってのと同じだ。
こういうのを、「先が読めないバカ」っつうんだ。
・・・結局、朝5時過ぎまで頭が動かず、やっと指が動き出したのが
午前7時。あっという間にチェックアウトになり、仕方なく駅前の
マクドナルドに移動して、またも延々5時間粘り、ようやく書き上げた。
コーヒー1杯100円で済ませたからいいようなものの、一晩散財して
チェックアウト持ち越すなんて、本当にどうしようもないグズだっ。
6000円稼ぐのに、人間、どれほど苦労するもんか、わかっとらんのか。
ほんま、情けなくって情けなくって。
まあリハビリだったと思えば・・・・。
いやあ・・・。
納得できんなあ・・・・。
神様。
芝居の神様。
モノ書きの神様。
どうか私を「ほんとに手間と金のかからない男」と
呼ばれるようにしてください。
あ・・・。
原稿料は「すんごい、かかる男」にしてね。
うふ。
(中華街)の春節祭だという。爆竹鳴らして盛り上げてるが、例の
「食べたら死ぬで」ギョーザの問題が水を差しているらしい
(では水ギョーザにしとけばいいじゃんかとか余計なことは
この際言わず)。
たまたま、昨日の夜、その南京町をウロウロしてたのだ。
つーか、目と鼻の先にあるビジネスホテルに泊っていたのだ。
元町は、ド地元である。駅から歩いて家まで15分。
にも拘らず、オレはわざわざ駅前のホテルに籠もった。
午後4時にチェックインし、予定では飯食って、仮眠し、
9時には起きて夜中までには脚本1本書き直せるはずだった。
しかし、なんだかまるで寝ることができず、仕方なく元町周辺を
ウロウロし、チャーハン食ってドーナツ食ってと、なんか食べて
ばっかりで、しまいに「まだ食える・・」と思い、中華街に
入った。屋台で「ふかひれスープカタヤキソバ300円」なる、
なんか高級なのか低級なのかよくわからんものを頼んだら、
中国人のおっつあんが「ハイっ!!」と使い捨ての器にぶっこんだ
ソバを差し出してきた。ああ・・。そこらへんで食えってことね・・・。
だから300円なのね・・・。と悟り、仕方なく道端で食った。
ホテルの部屋に帰ってもなんにもやる気が起きず、帰ればすぐに
帰れるのに、わざわざ6000円近くもハタイテ、こんな部屋に
籠もり、ワシはいったいなにやっとんじゃと思って気が付いたら
なぜかユニットバスに湯を張って寛いでいた。
い、いかん。
完全に、無駄金、散財しとる・・・。
すべての原因は先週引いた風邪のせいだ。
あれのおかげでペースが狂った。
年末からビッシビシで延々書きまくってたというのに、風邪ひとつで
ペースが落ち、ついに休み癖がついてしまったのだ。
だから、家では一切書くことができず、ここは「自腹切るんだかんね」と
自分を脅迫しながら無理にでも書きに入らないと、もうこのままでは
オレはダメになると思い、だからここに来たというのに。
ああ。
なぜだい?なぜ、仕事しないといけないのに、オレは夜中の
3時半に「週刊新潮」に載ってた米倉涼子の写真見ながら
「こんな美人女優、世界中どこにもおらんでえ!!」とか呟いておるのか。
一人ビジネスホテルのせまいシングルで、自分が米倉涼子ファン
だということを再確認してどうするのだっ。
自分を責めた。責めまくった。
この「使えないやつが」と。
昔から、芝居のできない役者は金がかかって仕方ないと
決め付けてきた。
なぜか。
芝居できないやつには、衣装に金かけて誤魔化すから。
芝居のうまいやつには金がかからない。衣装、なんでもいいから。
で、オレは芝居のたんびに衣装に金のかかるやつには
「かー。使えねえやつ!!」と聞こえないように罵ってきたのだ。
「能のないやつは金がかかる」。
まさか、自分自身がそんな人間になるなんて・・・。
考えれば考えるほど落ち込むばっかりで、なのに気が付いたら
テレビ見ながらポテトチップス食うとるんだよ、これが。
で、TVで忌野清志郎の復活ライブを見ながら・・・。
お菓子食いながら「スローバラード」口ずさんどる場合かっ。
断言するが、脚本の仕事は、その気になればいくらでも、
すぐにババッとできるのだ。オレっくらいになるとさ。
そりゃもう打ち合わせだって散々やってるし、解答のための
方程式さえ見通しついたら、もう、なんぼだって書ける。
全然問題なく書ける。
行き詰まることなんか、ほぼ、ない。
しかし。
面倒臭いのだっ!!
ただただ、面倒くっさ〜いのだっ。
そう。
ただ、パチパチとキーを打つことが。
机に向かって物理的に体の一部(指先)を動かすことが
なんせ面倒くさいのだ。
それだけなのだ。
今向き合ってるのは、NHKの時代劇ドラマ「オトコマエ!」の第9話。
一度書いたものの書き直し、これが3度目。
実は「オトコマエ!」は、最初、1本だけ(第6話)書く予定だった。
去年の末、ま、1本だからと、きが〜るに書いちゃったんだが、どうも
そのきが〜るさがウケたらしく、ではあと2本と、気が付いたら
全部で3本に増えていた。
ま、ウケて増えたんだからありがたいのだが、これで2月末か3月頭
くらいまではビシビシ追い詰められることになったわけだ。
しかも、1本目が軽くウケた分、2本目は慎重になって手間取った。
そこにもってきて、不覚にも風邪〜発熱。
焦る。焦った挙句、しゃあなしに「自腹でホテル缶詰め」になってしまったのだ
(ちなみに「オトコマエ!」第6話はリクエストが「番外編なので、全体の流れ
は気にせず、ベタ〜なコメディタッチで」ということで、まあ、これはオレの
守備範囲なのでやりやすかった。で、2本目の「第9話」は、これが「江戸の
小さな芝居一座」の話で、ようは「小劇団」の物語だ。これも余裕で守備範囲。
しかしさすがに時代劇だけあって、なんせ言葉の考証や時代性の
辻褄を合わせねばならず、ここらへん苦労している。が、面白いと
思うんでお楽しみに)。
面倒くさくて面倒くさくて、体がちっとも言うこときかず、
なのに頭の中じゃ年末にやる芝居のことばっかり考えてる。
だからあ。
それは今いーんだって!!新作は時間かかるんだからっ。
今やんなきゃいけんのは、仕事だ仕事!!
なのに、ちょっと新作の糸口が浮かんだら、もう仕事忘れて
ウハハと一人でホクソエンデやんの。バカ。
あれだ。受験勉強で、どうしても明日までに数式覚えなきゃ
いかんのに、本棚にあった趣味の歴史書のページを思わず
開けてしまい、没頭しちゃって気が付いたら朝になる感じ。あれ。
試験科目じゃないもん研究してもなあ・・。ってのと同じだ。
こういうのを、「先が読めないバカ」っつうんだ。
・・・結局、朝5時過ぎまで頭が動かず、やっと指が動き出したのが
午前7時。あっという間にチェックアウトになり、仕方なく駅前の
マクドナルドに移動して、またも延々5時間粘り、ようやく書き上げた。
コーヒー1杯100円で済ませたからいいようなものの、一晩散財して
チェックアウト持ち越すなんて、本当にどうしようもないグズだっ。
6000円稼ぐのに、人間、どれほど苦労するもんか、わかっとらんのか。
ほんま、情けなくって情けなくって。
まあリハビリだったと思えば・・・・。
いやあ・・・。
納得できんなあ・・・・。
神様。
芝居の神様。
モノ書きの神様。
どうか私を「ほんとに手間と金のかからない男」と
呼ばれるようにしてください。
あ・・・。
原稿料は「すんごい、かかる男」にしてね。
うふ。
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