11/20/2009    うーんうーん。
体調悪くて寝込んでたんだわ。

で、ボーっとニュースでも見よかしらんとテレビ付けたら
ホント、やなニュースばっかりですねえ。

で、ああ、いやだいやだと、ボーっと見てたんだけど
と、なんか記者会見やってるニュースがあって
「劇団員たちが・・・」なんつってアナウンサーが言うもんで
ボーっと見てたら

つまり、とある大阪の大きなホールの、
建物の一部を小演劇の劇場として貸してたんだけど
家主の申し入れで、管理してた小劇団グループに
突如、立ち退き求めたつって。
で、そのグループの人らが抗議の会見やってるつって。
その模様がね、ニュースでね。流れてたわけね。

まー。
大阪って小さい手頃なホールってどんどんなくなってっから
こういう問題もよく起きてるんですよねえ。
で、まあ、件の小ホールは関西の幾つかの劇団が組織してる
連盟みたいなとこが運営してたわけですなあ。
ワシ、ここのホール、使ったことも観に行ったこともないんで
パーぺキに関心ないんだけど。
まあ、家主と店子のゴタゴタですなあ。

で。ボーっと眺めてたら
その連盟の人なんかなあ。アナウンサーは「劇団員」つってたから
劇団やってる人でしょうなあ。スタッフさんか役者さんかは
わかんなかったけど。
で、ボーっと聞いてたらその人が

「・・・・大きなホールが、我々のような小さな演劇を
バカにしているというのが腹が立つ」

って言いはった。

ん?
んんん?
いや、ボーっと聞いてたから、若干ニュアンス違うかも知れない。
けど、こういうこと、確かに言ってはった。
そんなに聞き間違えてはないと思う。

んんん?
んん??!!

いや、そこだけ映像、抜いてたからー。
だから前後の文脈もわからないけど。
だから、ウッカリしたことも言えないんだけどさ。

けど、報道で状況を聞いて・・・
で、ここだけ見て思うことって、
ズバリ
「カッコワルっ。」
って、ことだったんだけど・・・・。

いや。まあ、さー。
あくまで、ここだけ抜いた映像、見て感じたことよ。
つうか、ここだけ抜き取って映像流すテレビ局もどうかと思うけど。

けど、なあ。
聞き間違いじゃないとしたら
「子供の理屈やんけ」って
ボーっとね、思っちゃった。
なんか、ボーっと。

いや、まあ。
コメント全部、確認したら意味が違うのかも知れないんだけど。

でも家主と店子の契約上の問題でしょ?
社会一般に良くある。
そりゃ、まあ、見解の相違とか・・・感性の違いもあるんだろけど・・・。
至極、一般的な、法律的には民事上の揉め事でしょ?
家主はまっとうな社会人でしょうに。
バカにはしてないと思うよ。そんな、無駄な。
なのになあ・・・。
バカにされて腹立つって・・・。
それ記者集めて公に言うてしもたら・・・・。
そりゃ正直な本音なんだろけど。

うーんうーーん。
ようわからんけど・・・。
公式にこの理屈出しちゃったら
・・・大人同士の話にはならんよなあ。

いや、まあ。
私、関西では(どこでもだけど)演劇関係の団体とか連盟とか協会とか
仲間内とか、業界関連に入ってないんす。
そもそも、「演劇関係者」とも思われてないらしいし・・・。
けど、ま、一応、長いこと芝居やってきてるから・・・。
こういうニュースは根本的に無関係じゃないんだけど・・・。

なんかなあ。

今、大阪ではとくに、「小演劇」って、やる人も見る人もすごい少ない。
なんつうか、「ポップカルチャー」(この表現も古いな)としては
若い世代には相手にされてないと思うわけ。
ちょっとセンスあるなあ、とか、かいらしいなあ、とか、
踊れるなあ、とか、華あるなあ、異性にモテそうだなあ、
なんて若い子、ゼッタイ、
「小演劇」なんかに目、向けない。

ダッせー(これも古いな)もん、ほんと。
あくまで大阪では、よ。

なんでかなあとも思うんだけど。
とりあえず、かっこいいモテ組ちゃんたちに
もっと芝居やりに来て欲しいなあと
切に願う身としては

こういうニュース見ちゃうとなあ。
無理ないかと思った。なんか。

うーんうーーん。
すみません。体調悪かったから・・・・。



あ、でも今日はだいぶ調子いい。
今日はちょっとだけ嬉しい、ご報告もいただきました。
情報は来週明けあたりになるんだけど。

見逃した人もこの機会に、是非!ですな。

また詳細、お知らせします。
どうもどうも。

うーんうーーーーーん。
キッカケは9月にやった講演会だった。

ここにコメントも書いていただいたのだが、ある参加者の方からの
アンケートに「講演中の室内では帽子は脱いでください」
と書かれてあった。

普段はずっと帽子、被ってる。
昔はベースボールキャップだったが
最近はニットキャップかベレーだ。

元々、髪質が硬く、ほっといたら爆発頭になるし、幸いなことに
毛量は多く、薄まる心配はないのだが全面的に白髪なもんで
(高校のときから白かった)、あんまり頭をさらしたくないのだ。

第一、「セットする」という感覚をある時期から捨ててしまったので、
もうここ二十年以上は人様の前に出るときは必ず帽子を被ってきた。
で、しまいに帽子が「ライナスの毛布」(「スヌーピー」の物語に出てくる
ライナスは、いつもずっと毛布を握ってる。”安心毛布”とも呼ぶ)になって
しまった。
これは強迫神経症の一種である。”依存症”みたいなもんで、
ま、軽い病気だ。

オレも帽子がないと落ち着かず、不安で仕方ない人間になっちゃった。
しかし、指摘を受けるとやはり失敬なことだし、
悩んだものの今月初めの講演会から「しゃあない」と思って
脱いでみた。
ま、脱いでみると意外に平気なもんで、
髪なんかしっちゃかめっちゃかでも、まあ、いいかと、ちょっと感じた。
今さら人間自体は変わらないんだしさ。
まだまだ全面的には手離せないんだけど・・・。

けど。まあ。
自分が自分でいられるのんが一番なんだし・・・・。

                ■

このところは、12月にやる舞台『パパと呼ばないで』の稽古に
出て行っている。告知にも書いたが、出演者の半分は13歳以下の
子供たちである。

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↑13歳が一番年上の男子組。

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↑こっちは女子の年長組。

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↑一番年下が6歳だったっけ。お嬢ちゃん方である。

子供たちを囲む役者陣は平均年齢、たぶん30あたりなんだが、
物語の中心はこの子たちにしてある。
しかし「児童演劇」みたいに思われるのは意図じゃないので
物語の中で子供たちはみんな「大人扱い」している。
だからこの芝居には「子供は一切、出てこない」のだ。

そういやオレは先月、「40代以上」の人たちの芝居作ってたんだ。
この振幅の激しさはどうしたことか。

しかし、この人たちと集まって芝居作ってて、

ああ、オレはやっぱり
「プロフェッショナルな演劇人」じゃない。
そんなの、結局、なりたかないんだと
あらためて認識させてもらったような気がしております。
すごく曖昧なまま、長いこと
見ざる聞かざるで流してきたことが
最近、ハッキリ実感できたような気がします。

                 ■

ふと、自分の公式の肩書きを見返すと
「脚本家・演出家・劇作家」と書いてる。
これは商売やってる以上、便宜的なもんでしかない。

最近、本気で思う。
あー・・・くっだらねえ。
ウソくせえったら、ない。
もう、うんざりだ、こういう「被った帽子」。
仕方ねーんだけど。
ほんとに、仕方ないんだけど。

けど、もういいよなあ。こんなの。
脚本家だの・・・演出家だの・・・劇作家だの・・・。
人からそう呼ばれんのも、自分で自己紹介すんのも、
なんか、もうほんとに、つんまらん。
いつまでも、ふざけんなバーローだ。
そりゃ、商売はしなきゃいけんのだから。
だから、被ったままでヘラヘラと
当分は必死こいて
セコく生きてかなきゃいけんのだけど。

哀しいかな
あんたなにもんですかと聞かれて
この肩書きで答えるしかない今の自分を
もうキッパリ脱ぎ捨てる準備に入る時期にきたと
なんかそんなことをハッキリ考えております。

だからってわけじゃないけど

『パパと呼ばないで〜NEXT GENERATION〜』
なんか、今、必死で作ってます!!ワシ。

だってさー。
今、一緒に芝居作ってる子たちは
くだらん帽子、被っちゃおらんぞっ!!!

てなこって。
チケット絶賛発売中。
お問い合わせは村上課.comまで。
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11月11日(水)。

阪神電鉄がその気になってくれたおかげで、
神戸から奈良までノンストップ、一時間20分である。
ありがたいことだ。

しかし、生駒の山に沿って走りながら大阪平野の全景
を車窓から眺めていると、ああ、遠くだなあと実感する。

で、生駒越えたらいきなり「奈良!!」な風景が広がる。
駅に着いたらお出迎えの「せんとクン」。
奈良だな。
もう、奈良以外のなにものでもない。

てなわけで奈良県立大学での講演会でした。

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先週の福知山とは一転、ほぼ全員、学生ちゃん。
客層としては一番、苦手な年齢層。
ま、一時間四十分、軽めの話でやらせていただきました。

『再生の町』も終了から早や一月半。
ドラマの製作過程から感じた財政問題が云々・・というテーマで
ご依頼受けてきた講演会も、とりあえず今回が最後だ。

今日も参加者のほぼ半分以上はドラマ自体を見てないという。

そりゃなあ。
もう、世間様は忘れてますって。今、世間じゃドラマは「仁」だっつうの。
おかげさまでこうやってご依頼いただいて生意気に
お話なんぞさせていただいてきましたがね、
ドラマってのは放送終わったらそこまでだし。まだ呼んでもらえること
自体が珍しいんだから。
消耗品だもんな、やっぱ。
そういうわけで、ここ最近続いた「行ってきました紀行」も
たぶんこれで最後、つうこって。

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講演終了後は、気のいい学生ちゃんらが
サインくださいっつうことで。
皆さん大学ノートの裏表紙に。
ま、半月もしたら
「これ誰だっけ」ってなるんだろうがね。
一応、みんな集まってくれたので手伝いに来てくれた
濱口秀二に「証拠物件」として撮影してもらいました。

てなこって。
「実は近鉄電車が好きです」と
今まで聞いたことない事実をつぶやいてる濱口君です。

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講演終わって、駅ビルの「サイゼリア」で
濱口君と、
「お茶」と「なっちゃん」で乾杯。

昨日、ここに「往き方を変える」と飛ばし書きしたんですが。
今日はその件について濱口と話し込んだ。
まー、なんつうかね。
この人とは付き合い長いなあ。もう、13,4年だ。
どうしよっか、この先、って話だけどね。
お互い、どうやって生きてくんだろね。
けど、オレ、もう決めたからって、
濱ちゃんには宣言しといたです。
付き合い長いからさ、なんせ。

なにを確認したとかどう決めたとかはもう誰にも話さない。
ここにも書かないことに決めた。

けど、あと二年だ。
もう、お互い、少しづつ、変える努力して
二年以内に決めちまおう。

で、全部変えたら、全部捨てましょう。

オレ、携帯の番号も全部変えるしな、なんつって。
もう、うんざりなんだよ、なんつって。

なんちゅうことをシラフで話して盛り上がり一時間半。

「いつまでも、残そと思うな人の縁」。

ほんとは今日は講演終わったら、鶴橋で降りて
焼肉でも喰おかと言ってたんだけど、
やっぱ濱ちゃんとはサイゼリア。

気楽でいいわあ。一滴も酒が飲めない者同士。

なんてえことで、報告終わり。
どうもありがとうございました。
11月5日(木)。

行ってきました、福知山。
今回は福知山の市民グループ「どうする福知山実行委員会」
のお招きで、「第二回市民勉強会」での講演会である。

福知山でも市財政は厳しく、
とくにハコモノ行政にまつわる汚職が
問題視されている。市民レベルでこの状況を打開しよう!と
活動なさってはるのである。
そんな皆さんの勉強会に・・・。

よう呼ばれたな、ワシ。
やっぱ「再生の町」のイメージって強かったんやな・・・。
けど、ワシがこんな形で呼んでいただいてて
ホイホイ出てってるって「再生の町」班のスタッフが聞いたら
「なーにやってんだか」って言うでしょうなあ。
「おめー一人で作ったドラマじゃねーよ」つって。
いや、ほんますんません、なんせお調子者なんで・・・。
お座敷かかったらホイホイ出ていく軽い体質なんで・・・。
ご容赦のほど・・・。

午後7時から福知山市民会館ホールにて開催。
午後4時半に会場入りしたら、看板立ててありました。

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はい、いきなりプレッシャー。

今日はすでに300枚ほど前売りチケットが出ているとのこと。
会場入り前に市内中心部を見学させていただいたが、
けっこうあちこちにポスターが貼ってあった。
けど、ポスター見た市民の皆さんは
誰だよ、こいつはって、普通はそう思うだろ。

なんとか話のとっかかりを探ろうと、
朝、福知山出身の女優・久保田磨希にメールして
「市民の皆さんにメッセージを」と依頼すると
即返ってきたのが

「福知山市民の皆さん。ドラマ『リアル・クローズ』と
『マイガール』第8話、それと『平成教育学院』を
是非ご覧下さいませ」

自分の出てる番組の宣伝ばっかじゃねえかっ。

で、グループの皆さんと打ち合わせして
定刻7時に講演会、始まりました。

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正直、今回は焦った。
お客さんの年齢層が老若男女、やたら幅がある。
しかも皆さん「財政」に危機感を抱いて勉強会に来られた
まっとうな市民の皆さんである。しかしオレは、
福知山という町に久保田磨希以外、これといった接点のない
男である。
しかもしかも。第一回の講演は
経済の専門家の、高名な大学教授さんだったそうで。

・・そらあ、あかんやろ。
わし、どう考えても「外して」るんちゃうかな・・・。
「勉強会」二回目にしてダダスベリさせたらえらいこっちゃがな・・・。
とかなんとかビビリつつも、
いや、まあ、とにかく
二時間、軽く笑って楽しんでいただこうと開き直り
なるべく力を抜いてお話させていただきました。

皆さん、本当に温かく迎えてくださいました。
なにより、半分以上の方が「再生の町」をご覧下さってたそうで。
放送終了からもう一ヶ月以上だが
ありがたいことである。
再放送、せんのかな、あれ。

とにもかくにも皆さんのお蔭でなんとか乗り切り、
午後9時、無事終了。

ロビーでの戯曲冊子「パウダア」の販売とサイン会にも
大勢並んでいただき、感謝するのみ。

寒い中お付き合いいただき、本当にありがとうございました。

で、終了後はスタッフの皆さんにお招きいただき、
打ち上げということで市内で評判の「鴨鍋」料理のお店に。

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これはうまかった。
鴨肉と、細く切った大量のネギだけでいただく鍋だが
あっさりしてていくらでも食える。
しかし、オレ以外はとにかく飲みまくる。
飲んで飲んで、「未来の福知山」について熱のこもった
語り合い。
飲めないもんなあ、ワシ。
飲めたらええやろな、こういう時。
なんか、心の底から羨ましさを感じました。

今後の、皆さんのご活動の発展を心よりお祈りしております。
ありがとうございました。

で、宿泊は「ホテルロイヤルヒル福知山」。

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温泉がある大きなホテルだが、打ち上げ終わって
帰ったら、もう温泉は閉まってた。
朝は6時30分からと言うので、
6時に起きました。

と、窓の外は、「もや」に囲まれた福知山の町。

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盆地特有の現象だそうで。
幻想的な景色を眺めながら
あー、知らない町に来とるなあと実感。
なんか、ものすごく不思議な切なさを感じつつ
こういうことは「本書き」やってるから
味合わさせてもらえるのだなあと感慨に浸り、
ついでに朝風呂入って二度寝したら
寝過ごして危うくチェックアウトの時間オーバーしかけた。
しかも・・・
起こしてもらった電話が・・・・「ヴィンテージ」の取材
の朝日新聞さんで・・・・。

記者の人にモーニングコールしてもらいました。すんません。

来週は奈良の大学に行きます。
女子学生さんが多いらしく
普段、よく働いてくれる役者の村上君を
福利厚生名目で連れて行ってあげようと思ったら
ざーんねんながらバイトらしいので
濱口君に同行してもらいます。

楽しみです。
10/26/2009    やってきました。
10月23日(金)。
神戸市民劇団「ヴィンテージ」の公演初日、
劇場に入ってからロビーで、買ってきたカップうどんを食す。

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大阪、なんば道具屋筋近くの「千とせ」の肉うどんが
カップめんに!?思わず買ってしまい、試食したが。

アホクサ。ただの「どん兵衛」やんけ。

「千とせ」は二十代の頃、なんばグランド花月に
出入りしてた時によく通った。風邪で高熱が出て、
それでも夜中までの舞台リハーサルに出るために
「千とせ」の有名な「肉吸とメシ」をかっ込んで汗を流し、
乗り切ったこともあった。劇場に行く時は「千とせ」と
決まってた。
しかしなあ。カップめんはあかんな。
ヴィンテージが終わったら日曜日はワッハホールで、
まさに「千とせ」の目と鼻の先だから、久しぶりに
行きたいと思ってるが。

お祭りのときはこれ、って決めてる食い物って
誰にでもあると思うけど。
やっぱ新長田で「千とせ」のカップめんは
選択ミスだった。

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↑劇場ケータリングの炊き出しメシに群がる若者諸君。
五合炊きの飯が一気に消える。
食いすぎてクソしてて、リハーサルの出番をトチるがいんだよな。
劇場でそこまで食えるってスゴイぜ。

ワシ、「千とせ」に通ってた頃、舞台裏で進行スタッフやってて
弁当出してもらってもよう食わんかった。
ここで生意気にメシ食ったら「芝居の神様」の逆鱗に触れるんじゃ
ないかという強迫観念があったのだ。
だから、コソコソ「千とせ」に行ってたんだが・・・。

来年で芝居初めて丸二十年。
最近、やっと舞台の裏で
普通にメシ食えるようになりました。

成長したね、うん。
そうだ、来年「芸歴二十周年」の記念舞台でもやろかしらん。

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『わたしらゼッタイ!』は三回公演で、ほぼ全回満員、
初日と二日目の昼公演は立ち見まで出て大盛況で終了。
無事に終わってホッとしました。

舞台はゲラゲラ笑いながら進めてきたけど、
最後に「キレイな」絵柄の舞台にできてよかったと、満足。
舞台美術の喜多ちゃんと
「あー。そろそろ、観てて溜息つけるような舞台をやりたい」と
言い合って組んできたから、少しだけ先に進めて収穫だったです。
長いことずっと、美術のない素舞台中心でやってきたもんで。
照明の森田さん、阪本さんにも大感謝。
芝居はキレイでなくっちゃね。

で、「ヴィンテージ」の千秋楽を終え、打ち上げを午後10時半に
済ませ、さ、明日はワッハに朝10時入り、村上と平野とちょっと
お好み焼きでも食って帰るかと劇場を出たら、連絡。
明日の独演会の美術もお願いしてる喜多ちゃんから。

「えーとですね。・・・明日の照明スタッフが急に倒れて・・」。

はあ??
なので、スタッフ入れ替え?
しかも照明プランも一から説明?!
って、明日、本番、16時からだぜ。

まーねー。
別に大丈夫だけどさ。
本番当日に主演のやつが行方不明になって、
「主演抜き」で強引に芝居の幕開けたこともあるし。

劇場入りしたら舞台裏で怪奇現象が乱発で
ラップ鳴ったりポルターガイスト起きまくって
しまいに客入れしようとしたら壁の向こうからお経が響いてきて
客入り止めたり、こりゃ誰か憑依されるかもなあと
思いながらもへーきで本番始めた経験もあるしさあ。
二十年近くやってると、そんなに動じないもんなんよ。

で、お好み焼きつつきながら
交代した照明スタッフと電話で打ち合わせ。
気が付いたら午前0時回ってて、終電逃した。

10月25日(日)。
朝10時にワッハホール入り。
午前中に舞台仕込み終了。

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しかし照明スタッフの当日交代から始まって
なんせアクシデントの連発だった。
パンフレット、配達されず。
ありえん。佐川急便、大失態。
これは相当、ありえんことである。
独演会なもんで、制作ごとも一切合財やってる小二三に負担がかかる。
たまらんぞ、こういうのは。
で、あんまり焦ってて、本番前に小二三は楽屋で、派手にすっ転んで
腰を強打。悲鳴が舞台裏に響き渡った。

こういう時、演出家は。
落ち着け、大丈夫だとしっかり支えるか。
結論。

知らんぷりぷり、ほっといた。

オレは舞台の進行すべてを完璧に進めることのみである。

独演会やろうかっていうプロの芸人だもんな。
痛い目遭っても、客前出たら誰も助けちゃくんないし。
そもそも、助けてもらってなんとかなってたら
そりゃ、素人だからな。

けど、見上げたもんだよ、旭堂小二三。
本番はキッチリ、観せよったもん。ま、当たり前だけどな。

打ち上げで、小二三と愚痴り合った。
「けど、もう、誰からも誉めてはもらえんもんねえ」。

旭堂小二三を知ったのは、12,3年前。
まだ、セコイ劇団で本名で舞台の役者やってる時だった。
それがある時いきなり講談師になって、
まさか独演会の演出するとは思わなかった。

そうだわ。うまいことやっても、もう「当たり前」だもんなあ。
とりあえず、これからも
「動じた様子」一切なさそうに、
シレーッと、「やるべきことを」やってきましょう。

ほんとうは
ヴィンテージも独演会も、
内心ビクビクしながらやってたんだけどな。

だけど、あんまりバタバタで
結局、「千とせ」には行けず。

一夜明け。
久しぶりに「天下一品」の濃ゆいラーメン、食った。
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かー。今日はまた、一段とコッテリしとるで。なあ、ベッキー。

やっぱ、食いたいものは店まで行かなきゃ。
芝居もね、劇場まで見に来てくださいよね。
次は12月、子供たちを中心の芝居を新大阪でやります。

どうぞ、よろしく。
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10月20日(火曜日)。
渋谷で用事に出向く前に、ちょっと間があったので
かねてから見に行きたかった場所へ向かう。
渋谷区道玄坂一丁目13。
のりぴー主人がパクられたとこ・・・ではない。

現在、サイバーエージェント社のビルになっている建物。
ここは50年近く前、「リキスポーツパレス」があった場所だ。

力道山が建てたスポーツの殿堂であり、
黄金時代のプロレスの定期戦が行われていた場所である。
戦後最大のスーパースター、力道山の「夢の跡」である。

興味ない人にはなんのこっちゃであろうが、
古きよき時代の、ひとつの「風俗史」の現場である。

こういう、戦後復興期や黄金の昭和二十年〜四十年代の風俗の
現場にはたまらない魅力を感じる。

そういえば今年の5月に書いた聴導犬ドラマを製作した会社の
ビルは赤坂で、かつての「キャバレー・ミカド」の跡地で、
初めて行った時、そこに感激したもんだった。

渋谷なら伝説のライブハウス「屋根裏」の前に行くと痺れるし、
新宿では唐十郎さんの紅テントが建った花園神社に行くと
じつに感慨深かった。
東京には、そんな「現場」が多いので、そういうとこに
出向けるのは嬉しい。「東京の今」にはまったく興味持てないけど。

渋谷で用事を済ませ、代々木八幡へ。
ここで、どうしてもご挨拶しておきたかった人に面会。

大山勝美氏。
元TBSのプロデューサー・演出家であり、
「岸辺のアルバム」、「想い出づくり」、「ふぞろいの林檎たち」を
世に送り出し、以降も「兄弟」「長崎ぶらぶら節」を手がけられた
TVドラマ界の巨匠である。
その大山氏が以前、毎日新聞のコラムで『再生の町』を取り上げて
下さり、今度は雑誌『ドラマ』11月号で再び絶賛してくださったのだ。

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大山氏は『パウダア』が受賞した時、わざわざ新聞社を
通じて連絡を下さり、作品を読んで手紙まで下さった。
そのあとご挨拶に伺って以来、3年ぶりである。

喫茶店でお会いした大山さんを前に、そりゃ緊張した。
だってなあ。
ずっと観てたもん、「ふぞろいの林檎たち」。
ハッキリ言うけど、ほんとに雲の上の人だから。

「あなたのこと、宣伝しときましたよ」と、優しく言って下さった。
機会があれば、是非、『ドラマ』11月号「新・テレビドラマ評判記」を
お読み下さい。
もう、恐縮至極です。

ちょっと勇気をいただいた。正直ここんとこ、いろんなことが不調で、
「書いていく仕事」に自信が持てなかったから。
「自分を評価してくださる」人がこの世にいることに
幸せを感じる。しかも、こんな大巨匠から。

もうちょっと、
なんとかやってけそうな、そんな気がしました。
本当にありがとうございました。

さて。
10月22日(木曜日)。
今日から劇場。
午前中から若手の役者たちと仕込みに入りました。

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明日から二日間、神戸市民劇団「ヴィンテージ」旗揚げ公演、
「わたしらゼッタイ!」を上演します。

ご来場くださいます皆様、
だいたい二時間くらいのお芝居です。
どうぞご声援のほど宜しくお願い致します。

劇場でお会いできますことを。

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「ちょっと右手の角度、甘いで。」(鉄人ダメ出し)

18日、日曜。昼から新長田にてヴィンテージの稽古。
今週の本番を前に、やっと全員稽古場に揃った。
最近はちょっとずつイラついてきました。

ヴィンテージのメンバーは相当がんばったはります。
舞台に上がるなんて、この人たちにはたぶん、
どえらい冒険なんだから不安も多いことでしょう。
ま、しかしそういうのはたぶん当日になったら(舞台出ちゃったら)
忘れてしまいはるんでしょうけど。

ただ、どうも自分ひとりでカリカリしとる。
舞台やんの久しぶりだからなあ。芝居という意味では
丸1年ぶりだし。なんかストレスたまってる。
どうも自分の持って行き方がね、なんかシックリ来ん。
なんか下手になったなあ、ワシ。
ちょっと腹立つ。
どうも、年くってしもて
「アー、そういうのはもうどうでもええー」と
気軽に考えられなくなってしもてるみたい。
癇癪ですな、じじいの。

今日は午後10時までのぶっ通しなんだが、
オレは途中で抜けて、大阪・難波へ。

遠いな、新長田から難波は。

午後4時に湊川リバープレイスへ。
旭堂小二三が25日の独演会を前にして
FM大阪の番組ゲストで告知するので、新作書いた作家として
一緒に出るのだ。

早く着いた時間を使って、ヴィンテージの舞台美術の打ち合わせ。

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舞台美術家の喜多理絵がわざわざ模型持って
出てきてくれて、カフェの中で説明してくれる。
喜多ちゃんは小二三独演会の舞台も手がけてくれている。
若い。そして美人。
去年の「中條健一20周年記念公演」から組んでもらってるが、今回で
4本目になる。
ちょいとイメージ伝えたら、こっちが予想もしないような
美術プランをひねり出してきてくれる。普段は吉本新喜劇の美術も
手がけてるが、あのうるさ型の多い新喜劇でセット作りながら
なおかつアーティスティックな姿勢を持ってて、
感性が小さい身体からはみ出してる。

喜多ちゃんとは、いつか
「舞台美術から先に作る芝居」をやろうと約束してる。
まずなんでもいいから、好きなように美術を描いてもらって、
そこから物語を書き、役者を決めていくという作り方。
けど、それやれるまで何年かかるかなあ。
そういうのができる力量を、早く持てるよう精進せねば。

今回のヴィンテージの美術はダンボールを使う。
少ない予算の中で、しっかり美術家のイメージを膨らませてくれた。
いかん、こっちのテンションも早く切り替えないと。

午後5時にFM大阪に入り、午後6時から「なにわルネサンス」の収録。

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FM大阪は初めてだ。
FMって、空気違うんだよ。AMと違って。シャレとるんだ、いちいち。
オレはやっぱしAM体質だと実感。
けどラジオはいいなあ。
どっかでラジオ、やらせてくれませんかねえ。
お話、待ってます。

で、40分ほど喋って、すぐさま阪神電車で神戸に取って返す。
助かるなあ、難波〜三宮が直通になって。

関係ないけど、大阪の市営地下鉄に乗ってて、あることに気づいた。

大阪市のポスターに書いてある、「人権標語」にひっかかった。
車内のポスターに
「やめておく いじめ、いじわる、いやがらせ」

おかしくないか。
「やめておく」って、使い方間違ってんじゃないの。
なんか、「やめておく」って、
「今日はここまでにしといたる」な感じ、プンプンせんか。
「けど・・・そのうち、またいじめたらああ!!」って含み、残らんか。
「やめて」、「おく」んだもん。
おいといたらあかんのちゃうか。
「やめなさい」とか「やめましょう」にせなあかんのちゃうか。

気になるなあ、こういうの。
大阪市って、言葉のセンス、悪い。

しかしこういうことブツブツ言うてるって
やっぱジジイになったんやなあ、ワシ。

午後8時半、稽古場に帰還。

稽古場に、照明の坂本さんが来てくれてた。
先週の火曜日、照明チーフの森田さんと見に来てくれて、
それ以降、本当はもう稽古場に来れないということだったが、
芝居の流れを確認するためにわざわざ時間割いて
京都から出てきてくれたのだ。

今日はスタッフに感謝の日である。
しかも、みーんな、女性なんだよ。
いやー。
やっぱ、あらゆる意味で、陣容は女性で固めるに限るなあ。
気遣い、違うからなあ、女性は。
男はダメだ!!本気でそう思う。

今日はスタッフのおかげで鬱々してた気分を癒してもらった。
ハッキリ言う。

好きです、女。

明けて19日、月曜。
午後8時に谷町九丁目のスタジオで、
小二三の新作講談『踊るシジフォス!1615
・慶長二十年のやたけた踊り』のリハーサル。
振り付けの登内千恵さんと、スタジオのダンサーさんたちと一緒に
「総踊り」の場のリハーサル。
講談でダンス?と思われるかも知れないが、
「大阪夏の陣」を舞台にしたこの講談では、徳川方に追い詰められた
大坂の民衆が、燃え落ちる大坂城を背にやけくそで
踊り狂う「やたけた踊り」のシーンを挿入してるのだ。

091019_2017~02

今日はNHK大阪のスタッフが撮影に入っている。
このリハーサル模様は
今週土曜、24日の午前10時50分〜午後12時
NHK総合テレビ『ぐるっと関西おひるまえ』(関西のみ)の中で
紹介されます。
BKにもやたらお世話になってるなあ。
そういや司会の田中さなえさんって、昔、神戸のサンテレビで
司会やってたなあ。何度か、出演させてもらったことあるんだよ。
15年くらい前よ。懐かしい。

ま、ぜひご覧あれ。

登内さんにもなあ。
お世話になってるよなあ。
もう、男はいらんわ。
役者もスタッフも、女性だけでええわ。
使えんもん、男は。
キライ。

さあ、この、女に惚れっぽくてすぐにフラれる関西の寅さんは
一夜明けて本日水曜は新宿におります。
これから渋谷に回ります。

フラフラしたやくざな日々を送っております。
本日は1時間の打ち合わせを終えたら、また神戸にトンボ帰りです。

ダッシュ東京!!の模様は、また後ほど。
次回のタイトルは
「行ってきました・寅次郎サラダ記念日」です。

てなこって。
10/14/2009    行ってみます。
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↑「僕、背、高いやろ?」


告知です。
10月18日(日)、深夜24:00〜
FM OSAKA 『なにわルネサンス〜大人の文化村〜』
に出演します。旭堂小二三と一緒に。
「なにわなピープル・人物列伝」というコーナーの
ゲストだそうです。
けどワシ、神戸の生まれやけど・・・。
あ、小二三、大阪生まれだしな。ま、ええか。
よろしければお聞き下さい。

・・・日曜の24時か。
この時間帯は、オレの世代なら『鶴瓶・新野のぬかるみの世界』だわ。
なにを隠そう、ワシはハタチの時、
「ぬかるみの世界」放送前のOBC(ラジオ大阪)に押しかけて
新野新さん(放送作家)に弟子入り志願したことあったっけ。
スッパリ断られたけど。
・・・ケツ、青かったなあ・・・。
放送作家になろうとしてたんやな・・・ワシ。
ま、行ってみます。

11月5日は福知山の市民集会、11月11日は奈良の大学に
講演しに行くことになりそうです。
お近くの方、よければ来てね。
また詳細お伝えします。
こっちも、ま、行ってみます。

今日も新長田へ「ヴィンテージ」のリハーサルに
行ってきました。

リハが終って、元町に帰ってきたら
どうも無性に「そういう気分」になって
驚くなかれ
飲み屋に入って一人で呑んだぜ。

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ど、ど、ど、どーだい。
梅酒だけど。
しかも、一杯呑んだら完全に回ったけど。
フラついたわ。

何年ぶりさ、こういうミニイベント。
一人で酒飲むなんてー。しかも夜中の飲み屋で。
飲めもせんのに。

オリックス、岡田監督誕生、か。
よし来年はオリックスを見よう。
試合よりも、ずっとダグアウトの岡田監督を眺めてたい。
考えたらオレは阪神タイガースそのものより
岡田監督のファンだったんだなあ。

あー。そいから。
ヴィンテージと独演会、もしも連チャンで
来てくれるような人いたら、
受付で両方の公演のチケット見せて。
オレが出て行って、缶コーヒー奢るから。自腹だ。
自販機のボタン、オレが押したげるから、親指で。
だから微糖か加糖か指定してや。

けどオレが押すのは女の子限定な。
男は自分の指で押せ。もちろん、人差し指でな!!

えーと。なんだ。

もうええわ。知るか。
10/12/2009    続・行っております。
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↑高層マンションに戦いを挑む鉄人28号@新長田。


来週末にはまとめて2本、舞台の本番がやってくる。
なんせ「再生の町」終わりでばかばかになっていた頭のせいで
「ヴィンテージ」旗揚げ公演の台本(「私らゼッタイ!」)も
旭堂小二三独演会の新作講談も仕上がりが遅れに遅れて
しまいましたが、先週、ようやく二本、上げることができました。

本番二週間を切った時点でなにをやっとると言われるかも
ですが。
まあ、しんどかった、本当。
「私らゼッタイ!」の方なんか、もう最後のシーンはとにかく
パソコンに向かってなかなか書き出せず、
時間もなくなり、どうしようもない!!というあたりまで
切羽詰りましたが、ついに「最終手段!!」と一念発起、
レポート用紙を持って喫茶店に行き、格闘2時間。
なんと二十年ぶりに「手書き」で書き上げました。

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読めねえ。字が汚くて。
もう、行間から断末魔が聞こえてくるようだ。
「書けるんならパソコンでやりゃいいじゃん」と
軽くおっしゃるあなた。チッチッチ。そんなもんじゃないのだ。
ダメになったら、とにかくあかんのだ。
やり方バッサリ変えないと、なんせ無理。

難しかった、この本は。

書き上げて、フラフラになって稽古場に行ったら
出演者の皐月さんが帰国していた。
やたらアクティブで、「コンテンポラリーダンス」のイベントに
出るため、ドイツに行ってはったのだ。

皐月さんは脳性麻痺で、車椅子に乗っている。
稽古場にはいつも介護の若い女の子と一緒に、
神戸まで1時間半かけて出てきはる。

今回の芝居では、皐月さんには「車椅子に乗った総理大臣」役を
やってもらいます。

たまたま政権が転がり込んできた政党の党首が
「車椅子に乗ってる人を総理にすりゃ、誰も文句言わんだろ」
ってあり得ない理由で総理大臣にしちゃった。
で、「あくまでお飾りだもん」と党首は陰で言い放つ。

「自由な人間が不自由な人間の気持ちはわからない」と感じてる
この総理は、「この国を世界最高の福祉国家にするため」に、
憲法を変えて軍隊を持とうとするある一派の人々と
密かに手を組み、取り引きをする・・・という設定。

こういう芝居を、皐月さん自身にやってもらうということの意味を
感じてもらうことが
今回の「ヴィンテージ旗揚げ公演」の大きなテーマです。

しかし、多少の不安も感じる。
ええんか、こんなん、と思う自分もいる。
ワシみたいに健康にだけは恵まれたような人間に、
こんなナメたような芝居、やる資格あんのかい、って。
しかも、これ、喜劇なんだよ。アホみたいなギャグばっかし
入れてる芝居なんだよねー。
まあ、やってみなきゃわからんなあ・・・と考えてたら。

稽古の休憩時間に皐月さんが来て
「ある人から、”あなたたちは
神様から選ばれた人なのよ、だから
障害に負けず頑張って生きなさい”と
言われるんです」と言う。
オレはそれが、ある種の”励まし”
なんだと思い「あー、そうなんだ」となんとなく答えた。
そしたら皐月さんが
「そんなこと言われんの、キライなんです」。

ちょっと笑った。
そうだよな。
そんな無責任な励まし、ねえよな。
選ばれし、って、なんだよ。神様そんな選び方すんなよって
誰でも思うもんな。
あははははって、ワラっちゃったよ。

で、もういいや、やっちゃえって決めました。

この芝居のラストで、ワシは
車椅子の皐月さんをど真ん中に置いて、
出演者全員(内閣閣僚の設定の女性陣)、
機関銃の乱射でナギ倒すという演出を
思いクソ、やっております。
車椅子乗ってる人と
全部、四十代以上の女性ばっかり9人、
機関銃でとにかく撃ちまくります。
蜂の巣にしてやります。
小さな舞台でしかできんよ、こういうことは。
つうか、小さな舞台だからこそ
やんなきゃいかんよと、思う。

「バンバン撃ちますけどいいっすか」と言ったら
皐月さんは、けっこう喜んでくれてました。

撃ちまくりますけど
なかなかいいシーンにできると、
ちょっと自信持ってます。
一見の価値アリ。
チケット、絶賛発売中。
つうか、予算ないんだ、是非見に来てください。
近くに鉄人もいるからさ。
お問い合わせはダンスボックスまで。

で、「ヴィンテージ」のあとには独演会。
25日の独演会もチケット、頑張って売り出してます。
なんせ独演会なんで小二三が一人で、もう大変なんす。
応援したってくださーい。
ちなみに10月24日土曜のお昼、NHK(大阪)で
旭堂小二三の「プチ情熱大陸」みたいな番組、
流れるらしいです。
独演会の稽古模様も流れるそうなので、こちらもよろしゅう。

そして11月入ってすぐに
福知山市の市民集会に講演で伺います。
楽しみだ、福知山の温泉・・・。

あー。地方に行きたいなあ、芝居やりに。
どっか、ヴィンテージを呼んでくれんか。
行きまっせ、四十代以上が固まって・・・。

またレポートします。よろしく。
10/06/2009    行っております。
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等身大の鉄人28号が出現した神戸・新長田。
アートシアターdB付属
神戸市民劇団「ヴィンテージ」の10月旗揚げ公演の
稽古に通っております。
私、「芸術監督」なもので。

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「年齢40歳以上限定」で創立したヴィンテージ。
6月に「試演会」をやってから、メンバーが増えて
全部で9名。
40代が5名。そこから・・・が4名。見事に全員、女性。
前に一度、定年後すぐの男性が面接に来られたのですが
すでに入っている女性メンバーたちの「濃さ」加減に
ヒイたらしく、翌日には辞退の電話が入った。

基本的にみな演劇経験なし。

稽古場でのワシはほとんど猛獣使いである。
いや、羊追いのペーターか。
なんせこの人たちは皆が皆
自分自身の興味の向くことのみに貪欲である。
自分自身の注意が引くことのみに忠実である。

この人らは
次回の稽古の予定を決める時、その日が
自分の都合の悪い日だったら
「稽古やめてください!!」と叫ぶ。
基本、オール・フォー・ワン。
そのワンとは、「私」。

この人らは
オレが演出席にいて稽古つけてて
ちょっと判断に迷って腕組んでたら
「ファイト!」と励ましてくる。
芝居始めて来年で20年になるが
稽古中に役者から「ファイト!」と言われた経験はない。

この人らは
今回の公演は予算がないから
芸術監督は無償ですとプロデューサーが発表したら
一斉に笑いながら拍手した。
嘘でもいいから、ちょっと気遣って欲しい。

書き出すとキリがない。
とりあえず自由奔放。
やはり、人間は40過ぎたら強いな。
それも女性は。

正直言って「演劇」をやるためのスキルはない
完全に素人だし、訓練も積んでいないから
たどたどしいし、セリフ覚えるのも
つけた動きを再現するのも、もお大変ってのは、
そんなのは当たり前なんだが。

しかしこの人たちには
リアルな「生きてきた背景」がある。
それがなにより大きくて、毎回、衝撃を受けるのです。
とことん専業主婦もいるし、
身体に障害を持ち車椅子で通う人もいるし
自分のルーツにしっかりとこだわりを持って生きてる人もいる。
バラバラに散らばった40歳以上の
今までお互いなんら関係もなかった女性たちが
芝居をするということ一点のみで繋がったという
まあ、ある意味、奇跡的なことだと感じさせてもらえます。

しかも、回数重ねたら妙にうまくなってきてるのが
なんかワラける。
初見の台本の本読みしたら、最初の頃と比べて
格段にテンポよくなった。
反復って、やっぱスゴイな。
それになによりも
とにかく与えられた「役目」を”形にしたい”という
”真摯さ”には頭が下がる。

いや、まあ、正直言って
実は私はこの1,2年、関西で(自分のフィールドでということね)
「芝居を作る」ということにほとんど失望していたのです。
あきらめてた、というか。

とくに、自分の周りにいる
「自称プロの役者」らの”ヌルさ”加減、に。
ま、ヌルい体質だからワシみたいな甘い人間の周りで
ズルズルと芝居らしきことやってんだろうけど。
「芝居」に対するギリギリの”真摯さ”を
求めることはやめようと、ちょっと決めてた。

プロフェッショナルな現場というものには
舞台にせよドラマにせよ、
俺にとっては仕事として
イヤってほど突入して、ビシビシやってるんだから
もう、自分が自分で作るような小さいセコイ芝居には
”芝居に対する真摯さ”なんて役者に求めんのやめよーと
決めてたわけですな。
どうせ最後にゃガッカリして
しんどい気分になるばっかりだし、さ。

けど、だ。

「ツキイチケイコ」っていう集まりでは13歳以下の子供たちと、
「ヴィンテージ」では40歳以上のアマチュアの女性たちと。

つまり、
「私はただイッショウケンメお芝居やって楽しみたい」ってだけの
余計な思惑事が一切入り込まない
直球・ストレートな人たちと一緒に組み合ってみたら、
「ああ、やっぱ、まだこういうのやってたいなあ」と
思い直させてもらえたわけですよ。

ほんま、感謝せなあきません。

さて。
本日、東京より
ワシの必殺エージェント、久々に来阪。

大阪・梅田にて
生き馬の目を抜く中央業界の情勢レクチャーを受けつつ
今後の仕事進行の報告を聞き、
展望、および戦略会議をバシッと開催。
ついでにビシッと叱咤激励いただきました。

ここんとこ、あっちゃこっちゃから
お問い合わせやらお誘いのメールが入ってきてるし、
企画もガンガン進んでく。
またバッタバタがやってくる。
もお、ビシビシ、始まるぜ。
来年、再来年と
迷わずガシガシ進んでいきましょう。

ここ一月半ほど人ゴミに紛れて
リハビリばっかりやってましたが、
もういつまでも大人しくしてられまへん。

それでは再び動き出します。

とりあえず10月23,24はヴィンテージ。
25日は旭堂小二三独演会。
そいで、次に・・・。


なんせ、どうぞよろしく。